専門学校の基礎知識

専門学校の正式名称は
「専修学校専門課程」

専門学校は、正式名称を「専修学校専門課程」と呼びます。
専修学校という大きなくくりがあり、その中で専門課程を設置している教育機関であるため、「専門学校」と呼ばれています。

※専修学校は、単位数・教員数や施設・設備などの一定の基準(専修学校設置基準等)を満たしている場合に、所轄庁である都道府県知事の許可を受けて設置されます。

専門学校は卒業と同時に学歴と
「専門士」の称号が得られる

法律で規定されている専門学校は、教育の内容が保証されていることはもちろん、就職をする際に学歴としてきちんと認められるのが大きなメリットです。
また、修業年限が2年以上で62単位以上の専門学校は、卒業時に「専門士」の称号を得ることができます。
これは短期大学士と同等の称号で、卒業後は就職のみならず、大学3年次への編入学も可能となります。
さらに修業年限が4年以上で、文部科学省が定めた要件を満たした課程を修了した場合には、大学院への入学も可能となる「高度専門士」の称号が得られます。

「認可校」と「無認可校」の違い、
安心して学べる学校を選ぶには

「専門学校」と名のつく学校は、すべて都道県知事から認可された学校で、学歴の保証や専門士の称号など、さまざまなメリットがあリます。
しかし、似たような教育内容でも認可を受けていない「無認可校」と呼ばれる教育機関もあります。
無認可校でも知識や技術を学ぶことはできますが、教育の質に関して法律による保証がないため、学歴として認められません。なお、 専門学校は学校名に「専門学校」と入っていない学校もありますので、調べたいときは、都道府県に確認すると良いでしょう。
なお、この冊子に掲載している学校はすべて福岡県知事からの認可を受けている専門学校です。

「専門学校(専修学校専門課程)」と
「無認可校」を比較!

専門学校(専修学校専門課程) 無認可校
学歴 認められる 公的には認められない
単位数 年間31単位以上(夜間学科17単位以上)
通学定期 学生割引あり 学生割引なし
修学支援新制度 要件を満たせば利用できる なし
公的奨学金 利用できる 利用できない
教育ローン 利用できる 利用できない
「専門士」の称号 2年制以上の昼間学科はすべて付与される 公的には認められない
大学編入 要件を満たせば編入可能 公的には認められない
監督庁 国立…文部科学大臣
公立…都道府県教育委員会
私立…都道府県知事
なし
法律 学校教育法124条に基づく なし
修業年限 1年以上
入学資格 高卒または高卒と同等以上の学力がある方 規定なし

入試の種類と違いを知ろう

2020年度より大学入試区分の変更がありました。
専門学校では、従来どおりの入試区分の学校、大学同様の選抜に変更した学校があります。名称に違いはあるものの、共通点は多いのでじっくり比較・検討してください。

新区分 従来型 内容 願書受付
総合型選抜 AO入試 適正や人間性、意欲など、学校が求める学生像に合っているかが問われる入試です。高校からの推薦は原則不要で、面接などで選考されます。 9月1日以降
※エントリーは7月1日以降
学校推薦型選抜 推薦入試 原則、高等学校長や担任の推薦書などが必要です。書類審査の後、面接や適正試験を行うこともあります。 10月1日以降
一般選抜 一般入試 他の学校との併願が認められていることが多く、志望校が複数の場合に適しています。書類選考の上、筆記試験や学科によっては実技試験、適正試験、面接などを行います。 10月1日以降

専門学校 NEWS

2026年4月 専門学校の学びが変わります!

「単位制」の導入で広がる、自分らしいキャリアパス

「単位制」の導入で学び方が
フレキシブルに

単位とは、授業科目ごとの学習達成の指標です。これまで「○○学を45時間勉強する」という授業時間ベースでの基準だったものが、「○○学を理解するために必要な1単位を修得する」という単位基準になることで、やるべきこと・やったことが明確になります。今回の改正では、標準的に45時間の学修で1単位としています。

単位制の導入で学びがフレキシブルに

単位制移行のメリット

  1. 「できるようになったこと」が証明される

    「このスキルを修得済み」という単位は、「800時間授業を受けた」という時間報告よりも、能力を即座に理解できる、分かりやすい「能力証明書」になります。何を学び、何ができるようになったのかより明確に伝わるようになります。

  2. 教育の質の向上

    知識や技能の習得が単位として評価されるため、単に時間を過ごすだけでなく、真に理解し学ぶことが重視されるようになり、教育全体の質が高まることが期待されます。

  3. 学び方の柔軟性がアップする

    単位制は、一度社会に出てから再び学び直す「リカレント教育」や「リスキリング」にも非常に適しています。必要な単位を積み上げていくことができるため、多様なライフスタイルに合わせて、キャリアに必要なスキルを柔軟に学んでいくことが可能になります。大学では単位制が一般的なので、専門学校と大学間での単位互換や、専門学校から大学への編入学もスムーズになります。

  4. 国際的に通用しやすくなる

    大学などでは当たり前の「単位制」は、実は世界標準の仕組みです。専門学校が単位制に移行することで、身につけた資格やスキルが海外でも認められやすくなり、国際的に活躍する道も広がっていきます。

特別支援学校 高等部からの入学について

障がいを持たれ特別支援学校に通われている生徒さんも出願いただけます。
「特別支援学校高等部」、「高等特別支援学校」の修了者には、専門学校や大学等の入学資格があります(注:高等学校の卒業資格はありませんが、入学資格を文部科学大臣が認めています)。
ご興味のあるジャンルがあれば、あきらめずに学びを続けてください。ご遠慮なくご希望の専門学校へご相談ください。